最強のスパイウェア「Windows 10」をインストールするな!

6月くらいから、良心的なアマチュアのネットユーザーが、「絶対にアップグレードするな!」と警告していたので、この警告は浸透しているのかと思いきや、ほとんどの人がWindows10をインストールしてしまったか、これからインストールしようと考えているようです。


去年の6月、Windows8をインストールしているパソコンを使用している人は、自動的にNSA(米・国家安全保障局)にあなたの通信やパソコンのハードディスクに格納されているデータを覗き見することを許可していることになります、と警告しました。

マイクロソフトが無償アップグードを推奨しているWindows10は、Windows8をさらに強力にしたスパイウェアです。

まず、「ドイツが警告、中国もWindows8の使用禁止令を出した理由」を読んで、Windows8とは何かを知ってから、この記事を読むと理解が進むと思います。

Windows8には、NSA(だけではないが)が、あなたのパソコンを覗き見するときに侵入できるバックドアという裏木戸のようなものがあるのです。そこから、こそこそとあなたの家(パソコン)に土足で上がり込んで、家の中を物色するのです。

マイクロソフトは、今度のWindows10で、それをはっきりと公言しています。
「あなたがWindows10をインストールすることに同意するということは、われわれマイクロソフトが、あなたのパソコンの中身を覗くことに許可を与えたものと考えます」と。

ですから、Windows8のように裏口から人目につかないように入るのではなく、Windows10では、表玄関から堂々とあなたのパソコンに入りますよ、と宣言しているのです。

具体的には、あなたのどんな情報が盗み見されてしまうのか、ということですが、コンピュータの専門的な知識を持っているブロガーが、次の記事で分かりやすく書いています。
Windows 10 comes with built-in spyware. If your work requires confidentiality, DO NOT INSTALL

粗訳、ほぼ全文は、以下のとおり。

政府で働いている人、法律事務所で働いている人、あるいは、病院や診療所で働いている人たちは、しばしば断り書きの付いた業務上の個人宛メールを受け取ることがあります。

「この通信は、内々のものです」などなどの断り書きです。これは、受信者のためにのみ意図されている、ということです。
これは、ちょっとした法律用語ですが必要なものです。特に、契約を遵守する必要がある法律関係の仕事や、非常に厳格な守秘義務を伴う医療の世界で働く人にとっては。

もし、あなたが、医療従事者であれ、クライアントの代理人であれ、法的、専門性を必要とする何らかの仕事に就いているのであれば、Windows 10を使うべきではありません。たとえ、ホームユースのパソコンであれ。

ひとたびWindows 10をインストールしてしまえば、マイクロソフトにあなたの電子メールを読み、あなたの居場所と活動を記録し、あなたの閲覧履歴とあなたがどんなプログラムとアプリケーションを使っているかを記録させることにおいて、あなたが同意したことになってしまうのです。

これらを“信頼するに足る”関係者と共有する許可を与えるエンドユーザー・ライセンス契約に、そのように書かれてあるのです。

“信用するに足る”関係者が誰であるかは明示されていませんが、それはマイクロソフトの御仲間である、ということです。

もちろん、マイクロソフトの言う“信用するに足る”相手の中には、「善意に基づくすべての法執行機関」が入っています。
こうした機関や組織に、あなたのコンテンツの中身を掘り起こすことを許可する、と、普段、ほとんど説明書を読まないあなたが同意してしまうのです。

もちろん、エンドユーザー・ライセンス契約に同意するということは、マイクロソフトが、画像や文書などのデータが添付されたあなたの個人的な電子メールの中身を、あれこれ、ほじくり返すことに許可を与えるということです。

一般のユーザーが、マイクロソフトのこのセッティングを無効にする方法はありません。

あなたが、※グループ・ポリシーのセッティングに精通していて、上位の階層にあるコマンド・プロンプトを使ってコンピュータのレジストリを編集しない限り、マイクロソフトのデータマイニング・ソフト(膨大に蓄積されたデータを一定の要件に沿って発掘する)を無効にする方法はないのです。

(注:※グループ ポリシー・エディターを起動して、グループ・ポリシーを編集する方法がネット上にありますが、専門的なので、一般の人は弄らない方がいいでしょう)

もし、あなたがプロ・バージョンを持っていないなら、gpedit(Windowsの管理用に用意されている機能「ローカル・グループ・ポリシー・エディター」の中身)にアクセスすることさえできないのです。

つまり、あなただけでは、あらかじめインストールされているWindows 10という強力なスパイウェアを完全に無効にすることはできないのです。

「そんなこと、あるはずがない」、「まったく信じられない」というのであれば、マイクロソフトのプライバシーポリシーからの直接的な引用を読んでください。以下、要点の抜粋です。

・・・最終的に、わたしたち(マイクロソフト)は、「個人データ」にアクセスし、(場合によっては)それを公開し、それを保存するかもしれません。

ここで言う「個人データ」とは、あなたのコンテンツ(あなたの電子メール、その他の個人的な通信の内容、あるいは個人のフォルダーの中にあるファイルのようなコンテンツを指す)が含まれています。

わたしたち(マイクロソフト)が、そのようにすることが必要であると「善意に基づく確信」に照らして、それが正しいと判断した場合には、そうします。

「善意に基づく確信」とは、以下のような場合である。

1)準拠法に従い、確実な根拠のある法的プロセス(法の執行権を持っている他の政府機関を含む)に応じるため。

2)わたしたち(マイクロソフト)の顧客を保護する場合。
たとえば、ユーザーからサービスを騙し取ろうとするスパムを妨げ、ユーザーに損害や重大な危害を与えないよう防止するため。

3)わたしたち(マイクロソフト)が提供するサービスのセキュリティーを運営・維持するため。
それは、当方のコンピュータ・システムやネットワークへの攻撃を阻止したり止めたりする場合も含む。

4)わたしたち(マイクロソフト)のサービスの利用を統括している用語の運用を含む権利と資産を保護する場合。
しかし、何者かがマイクロソフトの知的・物的資産を盗用し、それを商用利用している情報をわたしたち(マイクロソフト)が得た場合、私たちは、自らカスタマーの個人的なコンテンツを検閲しない代わりに、法的執行機関にその問題を差し出すことになる。

その上、Windows 10がインストールされているすべてのコンピュータをリアルタイムでモニターできる「アシモフ(Asimov)」という新しい遠隔モニタリングシステムまであるのです。

もし、あなたがWindows 10を使用することに同意すれば(それは、インストールするときに自動的に承諾したことになる)、あなたは、マイクロソフトが、いついかなる時、いかなる理由であれ、あなたのコンピュータをモニターすることに同意することになるのです。

それは、マイクロソフトが、“信頼できるパートナーたち”とともに寄せ集めたデータを共有するためなのです。
しかし、あなたは、それらの“パートナー”の正体を知ることはできないのです。

いくら巨大とはいえ、一介の民間企業に過ぎないマイクロソフトが、まるで警察のように、あなたを監視する、と感じた人も多いでしょう。

平たく言えば、みんなが安心してWindows 10を使うことができるように、違反者を発見した場合は、警察に届けることもありますよ、と言っているのです。この場合の“信頼できるパートナーたち”は、警察であり、公安であることでしょう。

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